AI コンピューティングの未来

AI の進化はとどまることを知らず、同じく AMD も進化を続けています。次世代のアプリケーションやエクスペリエンスが一般消費者やプロフェッショナル ユーザーに次々と展開される中、ビジネスの生産性を維持するだけでなく加速させるためには、最先端のハードウェアが必要です。

AI に特化した製品群で優れた実績を誇る AMD は、現在、AMD Ryzen™ AI PRO 300 シリーズ プロセッサを市場に投入し、ビジネスの能力を改めて定義すると共に、職場での AI に革命をもたらしています。

次世代 AI エンタープライズ PC 向けの世界最高レベルのプロセッサ1

AMD Ryzen AI PRO 300 シリーズ プロセッサは、"Zen 5" テクノロジと最先端の 4 nm プロセスにより、前世代のプロセッサよりも最大 50% 多いコア (最大 12 コア) を提供します。2 また、強力な AMD RDNA™ 3.5 グラフィックス アーキテクチャは、エンタープライズ向けで世界トップクラスのパワーを誇る iGPU (AMD Ryzen™ Al 9 HX PRO 375 および AMD Ryzen™ AI 7 PRO 360 プロセッサ) を提供し、最大 33 パーセント多いグラフィックス演算ユニット (最大 16) を提供し、クロック速度の向上、妥協のないワットあたりのパフォーマンス、レイテンシの短縮を実現します。これにより、GPU アクセラレーションに依存する商業用ワークロード全体で驚異的なパフォーマンスが実現します。3、4

今後も CPU と GPU の性能は飛躍的に向上してくことが予想されますが、AMD Ryzen AI PRO 300 シリーズ プロセッサを真に特別な存在にしているのは、その AI 性能です。前世代の製品をベースに、AMD XDNA™ 2 テクノロジを搭載したこれらの新しいプロセッサは、AI パフォーマンスの面で抜きん出ています。可能な限り最小の電力レベルでモデルを継続的に動作させるように設計されているため、ビジネス ユーザーは前世代の製品と比較して最大 2 倍の電力効率を期待できます。5、6

AMD Ryzen AI PRO 300 シリーズ プロセッサに搭載された NPU は、効率性の向上にとどまらず、最大 55 TOPS7、競合製品よりも最大 5 倍高いパフォーマンス6 を実現し、前世代の AMD 製品との比較では最大 3 倍高い AI パフォーマンスを発揮します。8 これにより、x86 市場のトップランナーとしての地位を確立しています。7、8

オペレーティング システム レベルでのこの深い統合により、スピード、セキュリティ機能、独自の AI 機能、接続性、バッテリ ライフにおいて、卓越した成果が実現します。

接続性の面では、Wi-Fi 7 とデュアル Bluetooth® 5.4 テクノロジ9 という形で最新の規格に更新され、低エネルギー オーディオを搭載することで、生産性をさらに向上させる超高速かつ信頼性の高い演算体験が実現します。

これらの性能がすべて統合された AMD Ryzen AI PRO 300 シリーズ プロセッサは、ビジネス PC に優れた電力効率を実現し、最高のパフォーマンスとバッテリ ライフを同時に提供することで、ビジネス ユーザーに安心感をもたらします。

CPU

コア/スレッド

最大ブースト10 (GHz)

キャッシュ

NPU TOPS パフォーマンス

グラフィックス

AMD Ryzen™ AI 9 HX PRO 375

12/24

 

5.1 GHz

最大ブースト

36 MB

最大 55 TOPS

AMD Radeon™ 890M グラフィックス

AMD Ryzen™ AI 9 HX PRO 370

12/24

5.1 GHz

最大ブースト

36 MB

最大 50 TOPS

AMD Radeon™ 890M グラフィックス

AMD Ryzen™ AI 7 PRO 360

8/16

5.0 GHz

最大ブースト

24 MB

最大 50 TOPS

AMD Radeon™ 880M グラフィックス

 

ビジネスの未来を確かなものに

AMD のビジネス ユーザーの期待に応える AMD PRO テクノロジは、ハードウェア、OS、システム レベルで最高クラスのセキュリティ機能と性能を発揮するセキュリティおよび管理機能のスイートを提供します。また、堅牢な管理機能セットを確保することで、導入と継続的なデバイス管理を簡素化します。11、12、13

まずはセキュリティ面について、AMD PRO Security は各レイヤーをカバーする包括的なアプローチであり、強化された AMD Security Processor (ASP 2.0) により、オンデバイス セキュリティをさらに拡大します。AMD Security Processor (ASP 2.0) はコードの事前実行を検証し、データの整合性を保護し、FIPS モジュール認証を完全に有効化する専用のセキュリティ処理ユニットであり、これによってビジネス ユーザーは、頼れる AMD 搭載 PC を選択できます。

そして管理性の面では、AMD PRO の管理性により、PC の展開が迅速化され14、オープン スタンダードのアプローチにより柔軟性が最大限に引き出されます。新しい高度な PC 資産追跡、ユーザー同意 KVM、拡張された IT サポート セッションの安定性、堅牢な相互認証により、AMD は最も複雑な IT ニーズにも対応できる豊富なセキュリティ機能とサポートを提供します。

つまり、AMD の新しい AI プロセッサを搭載したデバイスを選択した企業は、市場を定義するパフォーマンス、生産性、効率性、そして、仕事を時間通りにスムーズに遂行するためのセキュリティ機能と管理可能性を得ることができます。そして、それらすべては、今日の業務と明日の業務を強力に後押しする AI パフォーマンスによって支えられているのです。1

AI コンピューティングの未来について詳細情報をご希望の場合は、AMD 担当者までお問い合わせいただくか、AMD.com で AMD Ryzen AI PRO 300 シリーズ プロセッサの詳細をご確認ください。

その他のリソース

AMD アリーナ

AMD Ryzen™ PRO、AMD EPYC™、AMD Instinct™ などに関するトレーニングで、AMD 製品の知識を深めることができます。

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脚注
  1. 2024 年 5 月時点で公開済みの AMD 製品仕様および競合製品に基づきます。AMD Ryzen™ AI 300 シリーズ プロセッサの NPU は、ピーク時に最大 50 TOPS を提供します。STX-04
  2. ここに記載されている情報は、情報提供のみを目的としており、事前通知なしで変更される場合があります。記載されているタイムライン、ロードマップ、および/または製品発売日はあくまでも予定であり、変更される場合があります。["Zen"、"Zen 2"、"Zen 3"、"Zen 4"、"Zen 5"] は AMD のアーキテクチャのコードネームであり、製品名ではありません。GD-122
  3. 2024 年 9 月に AMD パフォーマンス ラボで次のシステムを使用してテストを実施しました。AMD Ryzen Al 9 HX PRO 375 プロセッサ @54 W、Radeon 880M グラフィックス、32 GB RAM、512 GB SSD 搭載の HP EliteBook XG1a、AMD RyzenTM" AI 7 PRO 360 プロセッサ @22 W、RadeonTM 880M グラフィックス、32 GB RAM、1 TB SSD 搭載の Lenovo ThinkPad T14s Gen 6、Intel Core Ultra 7165U プロセッサ @15 W (vPro 対応)、Intel Iris Xe グラフィックス、32 GB RAM、512 GB NVMe SSD 搭載の Dell Latitude 7450、Intel Core Ultra 7165H プロセッサ @28 W (vPro 対応)、Intel Iris Xe グラフィックス、16 GB RAM、512 GB NVMe SSD、すべての VBS オン、Windows 11 PRO 搭載の Dell Latitude 7450。ベスト パフォーマンス モードでテスト済み。AI PC とは、ニューラル プロセッシング ユニット (NPU) 搭載プロセッサを採用したノート PC です。STXP-08。
  4. "ゲーム周波数" とは、一般的なゲーミング アプリケーションの実行時に予期される GPU クロックのことで、一般的な TGP (Total Graphics Power) に設定されています。実際の個々のゲーム クロックの結果は異なる場合があります。GD-147
  5. 2024 年 10 月時点で公開済みの AMD 製品仕様および競合製品に基づきます。AMD Ryzen。現時点で確認可能な企業向けシステムの TOPS の中で最大値です。AI PC とは、ニューラル プロセッシング ユニット (NPU) 搭載プロセッサを採用したノート PC です。STXP-06。
  6. 2024 年 10 月時点で公開済みの AMD 製品仕様および競合製品に基づきます。AMD Ryzen STXP 09。
  7. AMD Ryzen プロセッサの TOPS (Trillions of Operations per Second) は、最適なシナリオで 1 秒間に処理できる最大演算回数を 1 兆回単位で表したものであり、標準値ではない場合があります。TOPS は、具体的なシステム構成、AI モデル、ソフトウェア バージョンなど、さまざまな要因によって変動する可能性があります。GD-243。
  8. AMD Ryzen "Strix point " プロセッサは、AMD Ryzen 7040 シリーズ プロセッサと比較して、AI ワークロードに対して 3 倍高速な NPU パフォーマンスを提供すると予測されています。パフォーマンス予測は AMD エンジニアリング スタッフによるものです。エンジニアリング予測は最終的なパフォーマンスを保証するものではありません。特定の予測は基準デザイン プラットフォームに基づいており、市場に発売される最終製品では変更される可能性があります。STX-01。
  9. Wi-Fi™ 6 および Bluetooth® 5.0 への対応はノート PC メーカーによって異なり、システム構成に依存します。互換性に関する情報については、ノート PC メーカーにお問い合わせください。GD-149。
  10. AMD Ryzen プロセッサの最大ブーストとは、バースト性のあるシングルスレッド ワークロードを実行しているプロセッサのシングル コアで達成可能な最大周波数を指しています。最大ブーストはいくつかの要因によって異なります。この要因には、サーマル ペースト、システムの冷却、マザーボードの設計と BIOS、最新の AMD チップセット ドライバー、最新の OS 更新が含まれますが、これらに限定されるものではありません。GD-150。
  11. AMD メモリ ガードによる完全なシステム メモリ暗号化は、AMD Ryzen PRO、AMD Ryzen Threadripper PRO、AMD Athlon PRO プロセッサに含まれています。OEM による有効化が必要です。製品を購入する前に、システム メーカーにお問い合わせください。GD-206。
  12. AMD Secure Processor は、AMD が設計した各システムオンチップ (SoC) および ASIC (特定用途向け集積回路、Application Specific Integrated Circuit) に統合された専用オンチップ セキュリティ プロセッサです。ハードウェアに固定された信頼の基点 (Root of Trust) によるセキュア ブートを可能にし、セキュア ブート フローを介して SoC を初期化し、分離された信頼できる実行環境 (TEE) を確立します。GD-72。
  13. Microsoft Pluton は、Microsoft が所有し、AMD にライセンス供与されたテクノロジです。Microsoft Pluton は、米国およびその他の国における Microsoft Corporation の登録商標です。詳細については、https://www.microsoft.com/security/blog/2020/11/17/meet-the-microsoft-pluton-processor-the-security-chip-designed-for-the-future-of-windows-pcs/ をご覧ください。Microsoft Pluton セキュリティ プロセッサは、OEM による有効化が必要です。製品を購入する前に、OEM メーカーにお問い合わせください。AMD は、第三者の主張を独自に検証していません。GD-202。
  14. AMD 管理機能プロセッサは、OEM による有効化が必要です。製品を購入する前に、システム メーカーにお問い合わせください。GD-193