将来を見越した設計
AMD Ryzen™ プロセッサが初めてリリースされたのは 7 年前の 2017 年です。日々の仕事やパーソナル コンピューティングにおいて、新たなレベルのパフォーマンスや可能性を達成する方法を大きく変化させてきました。
そこから数世代を経た今、AMD Ryzen プロセッサは、コンピューターや、そこに含まれるデータとのかかわり方に再び革命をもたらします。AI コンピューティング時代の答えとして、AMD Ryzen™ AI 300 シリーズ プロセッサが誕生しました。
AI コンピューティングへの答え
先々を見据えて作られた AMD Ryzen AI 300 シリーズ プロセッサは、最新のコンピューティングを次のステップに推し進める原動力となり、パフォーマンス、AI エクスペリエンス、グラフィックスを次世代レベルに押し上げます。
モバイル デバイスで初となる最新の 4 nm テクノロジ ノードを採用した、画期的な AMD "Zen 5" アーキテクチャが新しく登場しました。最大 12 コアおよび AMD RDNA™ 3.5 グラフィックスを搭載し、前世代と比較して オンチップ メモリが 50% 増加しています。この新たなプロセッサは、クラス最高の CPU、GPU、NPU パフォーマンスを備え、生産性、エンターテイメント、コンテンツ制作において優れた応答性と迅速なマルチタスク処理を実現します。1、2
Wi-Fi 7 や Bluetooth 5.4 などの新しい接続テクノロジと組み合わせることで、より高速かつ高品質、そしてより少ないボトルネックで制作、ゲームプレイ、ブラウジングが可能なツールを利用できるようになりました。
CPU から GPU までの全体的な改善によってエクスペリエンスが向上したほか、強力な新しい AMD NPU の搭載により、モバイル デバイスでの作業、制作、ゲームプレイに真の革命がもたらされます。
革新的な AI エクスペリエンス
AI プラットフォームとアプリケーションがクラウドからオンデバイスに移行するにつれて、ユーザーは、ローカル言語モデルの実行から便利な生成 AI プラットフォームやアシスタント、さらにはプログラム内の機能強化まで、ニーズに応え続けるシステムを必要としています。Windows 11 は引き続き、そのエクスペリエンスにさらに深く AI を統合しており、また Adobe Creative Suite などのプログラムは AI ツールを使用してパフォーマンスを向上させています。
AMD Ryzen AI 300 シリーズ プロセッサであれば、その最大 50 TOP の AI 処理能力をいかんなく発揮できます。そのため、Copilot などの AI アシスタントを簡単に実行でき (今後対応予定の無料アップデートで Copilot+ PC エクスペリエンスを利用可能)、また、ドキュメント管理や電子メール アシスタンスなどのタスクの合理化、バーチャル ミーティングの刷新、AI ツールを活用したコンテンツ制作などが可能になります。
AMD Ryzen AI 300 シリーズ プロセッサは、そのようなユース ケースに妥協のない AI コンピューティング エクスペリエンスを提供します。前世代の製品と比較して AI パフォーマンスが最大 3 倍向上しており、Windows 11 AI PC 向けの世界最高の NPU となっています。3、4
外出先でのゲームと制作
ゲーマーは、クラス最速のグラフィックスである AMD Radeon™ 800M シリーズ グラフィックスが搭載されているため、外出先でもコンソール クラスのゲームを楽しむことができます。2 前世代の製品より高いクロック スピードと 33% 増加したグラフィックス コア、および大容量のオンチップ メモリにより、どこにいてもスムーズなフレーム レートと超低レイテンシで臨場感あふれるエクスペリエンスを楽しむことができます。
また、コンテンツ クリエイターは、AMD "Zen 5" アーキテクチャのパワーを活用して、3D モデリング、レンダリング、リアルタイムの仮想化において、信じられないほど速く結果を得ることができます。さらに、新しい AMD RDNA™ 3.5 アーキテクチャに基づく統合グラフィックスのパフォーマンスにより、ディスプレイ解像度を高くし、エンコードとデコードを高速化します。5
AMD Ryzen AI 300 シリーズ プロセッサを搭載したデバイスは、同クラスのどの AMD 搭載 PC よりも多くの高性能コアを備え、ゲーマー、クリエイター、そして妥協のないエンターテイメント プラットフォームを求めるユーザーに、超薄型 x86 ノート PC デバイスで得られる最高レベルのパフォーマンスを提供します。1、2、4
AMD Ryzen AI を搭載し、AMD XDNA™ 2 NPU アーキテクチャでアップグレードされたこれらのモバイル プロセッサは、AI の導入によって進化を続けているゲームおよび制作の世界に、革新的なエクスペリエンスを提供します。6
コアとなるのは効率性
これらの新しい CPU は、そのプロセッサ性能に匹敵する効率性を備えています。そのため、これらのプロセッサは消費電力管理に革新をもたらし、外出先で電源を長時間接続していない状態でも、中断することなく仕事や遊びを楽しめます。AMD Ryzen AI 300 シリーズ プロセッサの NPU は、前世代と比較して、特定の AI ワークロード全体で電力効率が最大 2 倍になると予測されており、長時間電源を切っていても高いパフォーマンスを提供します。7
生産性とエンターテイメントの世界は AI によって強化されています。今すぐ AMD の担当者にお問い合わせいただくか、AMD.com で AMD Ryzen™ AI 300 シリーズ プロセッサの詳細についてご確認ください。
AMD アリーナ
AMD Ryzen™ PRO、AMD EPYC™、AMD Instinct™ などに関するトレーニングで、AMD 製品の知識を深めることができます。
登録
AMD の最新製品、トレーニング リソース、"エキスパートに訊く" ウェビナーに関する情報を毎月お届けします。

関連記事
脚注
- 2024 年 5 月に AMD パフォーマンス ラボが 3DMark Night Raid グラフィックスを使用してテストを実施しました。AMD Ryzen™ AI 9 HX 370 プロセッサ (45 W および 54 W) の構成: AMD リファレンス ボード、Radeon™ 890M グラフィックス、32 GB RAM、1 TB SSD、VBS オン、Windows 11。AMD Ryzen™ 9 8945HS プロセッサ (45 W) の構成: ASUS Vivobook S16、Radeon™ 780M グラフィックス、32 GB RAM、2 TB SSD、VBS オン、Windows 11。Intel Core Ultra 9 185H プロセッサ (45 W) の構成: MSI Prestige 16 AI Evo、Intel Arc グラフィックス、16 GB RAM、1 TB SSD、VBS オン、Windows 11。プロセッサのクラスは、同様の TDP を持つ x86 プロセッサとして定義されます。ノート PC メーカーの構成によって、異なる結果が生じる場合があります。3DMark は、UL Solutions の登録商標です。STX-10。
- 2024 年 5 月に、AMD パフォーマンス ラボで Cinebench R24 および Geekbench 6 ベンチマークを使用してテストを実施しました。AMD Ryzen™ AI 9 HX 370 プロセッサ (45 W および 54 W) の構成: AMD リファレンス ボード、Radeon™ 890M グラフィックス、32 GB RAM、1 TB SSD、VBS オン、Windows 11。AMD Ryzen™ 9 8945HS プロセッサ (45 W) の構成: ASUS Vivobook S16、Radeon™ 780M グラフィックス、32 GB RAM、2 TB SSD、VBS オン、Windows 11。Intel Core Ultra 9 185H プロセッサ (45 W) の構成: MSI Prestige 16 AI Evo、Intel Arc グラフィックス、16 GB RAM、1 TB SSD、VBS オン、Windows 11。プロセッサのクラスは、同様の TDP を持つ x86 プロセッサとして定義されます。ノート PC メーカーの構成によって、異なる結果が生じる場合があります。STX-11。
- AMD Ryzen™ AI 300 プロセッサは、AMD Ryzen 7040 シリーズ プロセッサと比較して、AI ワークロードに対して 3 倍高速な NPU パフォーマンスを提供すると予測されています。パフォーマンス予測は AMD エンジニアリング スタッフによるものです。エンジニアリング予測は最終的なパフォーマンスを保証するものではありません。特定の予測は基準デザイン プラットフォームに基づいており、市場に発売される最終製品では変更される可能性があります。STX-01。
- 2024 年 5 月時点で公開済みの AMD 製品仕様および競合製品に基づきます。AMD Ryzen™ AI 300 シリーズ プロセッサの NPU は、ピーク時に最大 50 TOPS を提供します。 STX-04。
- ビデオ コーデック アクセラレーション (少なくとも HEVC (H.265)、H.264、VP9、AV1 コーデックを含む) は、互換性のあるメディア プレーヤーのインストールが必要です。GD-176。
- ゲーミング FPS スコアとテスト済みの Intel Meteor Lake システムを使用した、2024 年 1 月時点のエンジニアリング予測に基づきます。STX-06。
- 2024 年 5 月時点のハードウェア プラットフォームの測定値に相関するパフォーマンスと電力の推定 (ワットごとの 1 秒あたりの Stable Diffusion イテレーションの予測について、Ryzen AI 300 シリーズと Ryzen 9 8945HS プロセッサを比較) に基づきます。 Ryzen AI 300 シリーズ プロセッサの構成: リファレンス プラットフォーム、32 GB RAM、Radeon 890M グラフィックス、Windows 11 Pro。Ryzen 8945HS プロセッサの構成: Razer Blade 14、32 GB RAM、Radeon 780M グラフィックス、Windows 11 Home。最終製品が市場で発売される際、一部の予測が変更される可能性があります。STX-14。
- 2024 年 5 月に AMD パフォーマンス ラボが 3DMark Night Raid グラフィックスを使用してテストを実施しました。AMD Ryzen™ AI 9 HX 370 プロセッサ (45 W および 54 W) の構成: AMD リファレンス ボード、Radeon™ 890M グラフィックス、32 GB RAM、1 TB SSD、VBS オン、Windows 11。AMD Ryzen™ 9 8945HS プロセッサ (45 W) の構成: ASUS Vivobook S16、Radeon™ 780M グラフィックス、32 GB RAM、2 TB SSD、VBS オン、Windows 11。Intel Core Ultra 9 185H プロセッサ (45 W) の構成: MSI Prestige 16 AI Evo、Intel Arc グラフィックス、16 GB RAM、1 TB SSD、VBS オン、Windows 11。プロセッサのクラスは、同様の TDP を持つ x86 プロセッサとして定義されます。ノート PC メーカーの構成によって、異なる結果が生じる場合があります。3DMark は、UL Solutions の登録商標です。STX-10。
- 2024 年 5 月に、AMD パフォーマンス ラボで Cinebench R24 および Geekbench 6 ベンチマークを使用してテストを実施しました。AMD Ryzen™ AI 9 HX 370 プロセッサ (45 W および 54 W) の構成: AMD リファレンス ボード、Radeon™ 890M グラフィックス、32 GB RAM、1 TB SSD、VBS オン、Windows 11。AMD Ryzen™ 9 8945HS プロセッサ (45 W) の構成: ASUS Vivobook S16、Radeon™ 780M グラフィックス、32 GB RAM、2 TB SSD、VBS オン、Windows 11。Intel Core Ultra 9 185H プロセッサ (45 W) の構成: MSI Prestige 16 AI Evo、Intel Arc グラフィックス、16 GB RAM、1 TB SSD、VBS オン、Windows 11。プロセッサのクラスは、同様の TDP を持つ x86 プロセッサとして定義されます。ノート PC メーカーの構成によって、異なる結果が生じる場合があります。STX-11。
- AMD Ryzen™ AI 300 プロセッサは、AMD Ryzen 7040 シリーズ プロセッサと比較して、AI ワークロードに対して 3 倍高速な NPU パフォーマンスを提供すると予測されています。パフォーマンス予測は AMD エンジニアリング スタッフによるものです。エンジニアリング予測は最終的なパフォーマンスを保証するものではありません。特定の予測は基準デザイン プラットフォームに基づいており、市場に発売される最終製品では変更される可能性があります。STX-01。
- 2024 年 5 月時点で公開済みの AMD 製品仕様および競合製品に基づきます。AMD Ryzen™ AI 300 シリーズ プロセッサの NPU は、ピーク時に最大 50 TOPS を提供します。 STX-04。
- ビデオ コーデック アクセラレーション (少なくとも HEVC (H.265)、H.264、VP9、AV1 コーデックを含む) は、互換性のあるメディア プレーヤーのインストールが必要です。GD-176。
- ゲーミング FPS スコアとテスト済みの Intel Meteor Lake システムを使用した、2024 年 1 月時点のエンジニアリング予測に基づきます。STX-06。
- 2024 年 5 月時点のハードウェア プラットフォームの測定値に相関するパフォーマンスと電力の推定 (ワットごとの 1 秒あたりの Stable Diffusion イテレーションの予測について、Ryzen AI 300 シリーズと Ryzen 9 8945HS プロセッサを比較) に基づきます。 Ryzen AI 300 シリーズ プロセッサの構成: リファレンス プラットフォーム、32 GB RAM、Radeon 890M グラフィックス、Windows 11 Pro。Ryzen 8945HS プロセッサの構成: Razer Blade 14、32 GB RAM、Radeon 780M グラフィックス、Windows 11 Home。最終製品が市場で発売される際、一部の予測が変更される可能性があります。STX-14。