
物理ベースのパワフルなレンダリング エンジン
AMD Radeon™ ProRender は、AMD のパワフルな物理ベースのレンダリング エンジンです。クリエイティブ プロフェッショナルは Autodesk® Maya® で、業界標準のオープン スタンダードを使用し、GPU と CPU のパフォーマンスを活用して驚くほどフォトリアリスティックな画像を制作することが可能です。
Radeon™ ProRender は Maya® のプラグインとして利用でき、製品のデザイン、建築のビジュアライゼーション、視覚効果など、あらゆるものをすばやく簡単にレンダリングして驚異的な画像を制作できます。
このプラグインにより、Microsoft Windows® および macOS® で、Radeon™ ProRender を Maya® 2017 以降と完全に統合できます。つまり、Maya の既存のライティング、マテリアル、テクスチャを使用でき、ジオメトリを正確にレンダリングできます。さらに、Radeon™ ProRender にはマテリアルのライブラリが付属しており、すぐに使用を開始できます。

物理ベース
ネイティブの物理ベースの広範なマテリアルとカメラ システムを備えており、グローバル イルミネーションを使用して設計に関する決定を間違いなく実行できます。

ハードウェア非依存
Radeon™ ProRender はハードウェアに依存しません。OpenCL™ 1.2 または Apple® Metal® 2 が動作するコンピューターなら、CPU または GPU で Radeon™ ProRender を実行できます。

完全に統合
ワークフローの種類に関係なく、Radeon™ ProRender は Microsoft Windows® と macOS® 用の Autodesk® Maya® に完全に統合できます。

フル スペクトル レンダリング
Vulkan® API ベースのフル スペクトル レンダリング テクノロジは、ラスタライズからパストレースされたリアリティに至るまで、レンダリング パイプラインのすべての段階をサポートしています (Windows® のみ)。


AI によってアクセラレートされたノイズ除去
Radeon™ ProRender は、機械学習のパワーを活用することで、従来のノイズ除去にかかる時間の数分の 1 程度の時間で、高品質なファイナル レンダリングとインタラクティブ レンダリングを制作できます。

環境と空
Radeon™ ProRender は独自の環境設定を備えているため、IBL または Sky モードでの作業が可能であり、発光ライトのセットアップや HDRI 環境からのライトも使用できます。

マテリアル ライブラリ
Radeon™ ProRender は最適化された独自のマテリアル ライブラリを備えています。これを参照して、簡単に独自のシェーダーの作成を始めることができます。

次世代レンダリング
レンダリング アルゴリズムが改善された Radeon™ ProRender 2.01 をご体験ください。AMD Radeon™ RX 6000 シリーズ グラフィックスでのハードウェア アクセラレーテッド レイ トレーシングのサポートも追加されています。


機能の詳細
Windows® と macOS® 向けの Autodesk® Maya® 2017 以降用 AMD Radeon™ ProRender v3.0 プラグインの最新機能
* 2020 年 5 月 13 日から、Autodesk® Maya® 用 AMD Radeon™ ProRender プラグインの Linux® 版はサポートされなくなりました。ご質問や懸念がある場合は、https://community.amd.com/t5/maya-discussions/bd-p/maya-discussions で Radeon™ ProRender コミュニティにアクセスしてください。*
- *NEW* デフォルトの Radeon™ ProRender 2.0 レンダー品質モード "フル":
- AMD Radeon™ RX 6000 シリーズ グラフィックス カードでハードウェア アクセラレーテッド レイ トレーシングを利用できます。
- レンダリング アルゴリズムが改善されており、特定量のレンダリング サンプルでノイズが軽減されます。
- CPU + GPU レンダリングを含む、複数デバイス全体でのスケーリングが最適化されています。*
- レンダリング品質を "レガシ" に設定することで、Radeon™ ProRender 1.0 モードを利用できます。
- *NEW* "速度 AOV のみでのモーション ブラー" を、モーション ブラーの後処理合成用のモーション ブラー設定で利用できます。
- *NEW* "コンター レンダリング" 設定により、フォトリアリスティックではない輪郭スタイルのレンダリングが可能です。
- *NEW* Maya® nHair をサポートします。これはダイナミックなヘア システムです。
- 新しい RPR ボリューム ノードで OpenVDB ボリュームをサポートします。***
- Maya 用の Esphere Ornatrix ヘア プラグインをサポートします。(サードパーティ サイトへのリンク)2
- Vulkan® API ベースのフル スペクトル レンダリング テクノロジにより、高速なビューポートとファイナル レンダリングが実現します。
- MASH インスタンスのサポートにより、大量のインスタンス化されたオブジェクトを簡単にレンダリングできます。
- ファイナル レンダリングとインタラクティブ レンダリングの両方における AI アクセラレーテッド ノイズ除去。
- 適応サンプリングにより、高品質なレンダリングが可能となるだけでなく、レンダリング時間が短縮されます。***
- Maya® XGen Interactive Grooming ツールのサポートにより、ヘアおよび毛皮を制作できます。
- Maya® Fluid ボリュームのサポートにより、アーティストは煙、霧、雲などの高度な効果をレンダリングして、より現実的な画像を作成できます。
- アダプティブ サブディビジョンを使用してサーフェスをサブディビジョンすることで、ワークフローを高速化できます。***
- Metal® Performance Shaders により、macOS® におけるレイ トレーシングのサポートが加速化されました。
- すべてのレンダリング サンプルがアンチエイリアシングに使用されます。
- ネイティブ トーン マッピングと露出制御。
- 深度マップのレンダリング機能により、被写界深度を手動で処理できます。
- ビューポートの統合により、リアルタイムで Radeon™ ProRender を操作して、変更を加えながらそれを確認できます。
- OpenCL™ および Apple Metal® 2 規格に準拠して構築された Radeon™ ProRender は、ハードウェアに依存しないため、GPU と CPU のほぼすべての組み合わせを含め、OpenCL™ または Metal® 2 をサポートする事実上すべてのハードウェアで動作します。
- GPU を追加すると、レンダリング パフォーマンスがほぼ線形にスケーリングされます。
- レンダリング モードは、グローバル イルミネーション、ダイレクト イルミネーション (影あり/なし)、ワイヤフレーム、拡散アルベド、位置、法線、テクスチャ座標、アンビエント オクルージョンをサポートしています。
- 不透明、ワールド座標、UV、マテリアル インデックス、ジオメトリ法線、シェーディング法線、反射、拡散ライティング、アルベドなどのサポートを含む、ポスト プロセッシングの AOV を備えています。
- フレームの完了とレンダリングの制御 -- 一時停止、レンダリング パスの制限と期間の設定が可能です。
- "アウトオブコア" テクスチャ キャッシュ設定がビューポートとマテリアル レンダリングで利用できます。
- フレームのアニメーションが .rpr 形式でエクスポートできます。
- バッチ/バックグラウンド、領域、およびタイル レンダリングをサポートしています。
- ディスプレイスメントとレンダースタンプをサポートしています。
(* AMD CPU + AMD GPU を使用した場合にのみサポートされます。
** Windows® 版でのみ使用可能です。
*** Radeon™ ProRender™ 1.0 の "レガシ" レンダリング モードでのみ利用可能であり、現在 Radeon™ ProRender 2.0 の "フル" レンダリング モードには対応していません。)
- *NEW* テクスチャ キャッシュ設定を使用できるようになりました。レンダリング用のテクスチャをキャッシュするためにユーザー指定のフォルダーを使用します。
- *NEW* UDIM テクスチャおよび画像テクスチャ シーケンスをサポートします。
- 追加の Maya® ノードのサポート: blendTwoAttr、Bump 2d、Clamp、Gamma Correct、および Texture Projection。
- RPR Arithmetic ノードの演算性能の強化や、レイヤー化されたテクスチャ ノードのエクスポートの迅速化など、マテリアル ノードが改善されています。
- Shadow Catcher ノードの名前が Matte ノードに変更され、Reflection Catcher と Shadow Catcher の機能が含まれています。
- Arnold Renderer および Redshift マテリアルを (既にサポートされている V-Ray マテリアルの変換に加えて) Radeon™ ProRender マテリアルに変換します。
- Radeon™ ProRender Uber Shader を使用する 300 以上のマテリアルが含まれるマテリアル ライブラリが個別にインストールされているため、独自のマテリアルの開始点として簡単に利用できます。
- Uber Shader は、サブサーフェイス スキャタリング、拡散後方散乱、簡素化されたコースティクスのオプション、コーティングのクリアな外観、屈折および反射法線マップを備えています。
- アンビエント オクルージョン ノードにより、プロシージャル テクスチャ ワークフローが強化されています。
- テクスチャ色空間の制御 – 色空間を sRGB または線形のいずれかに設定できます。
- X-Rite の Appearance Exchange Format (AxF™) をサポートします。詳細についてはこちらをご覧ください: Xrite.com(サードパーティ サイトへのリンク)1。
- 物理的に正確なマテリアルとライティングを使用することで、コースティクスを含むグローバル イルミネーションにより、設計に関する決定を間違いなく実行できます。
- Autodesk® 3ds Max® からのものを含み、Radeon™ ProRender マテリアルをインポート/エクスポートできます。
- Maya® マテリアルのハイパーシェード エディターで簡単にマテリアルを使用できます。
- UV 生成と、マップの基本的な変換情報 (スケーリング、オフセット、および回転) の使用が可能です。
- Maya® ビューポートでのレンダリング時に、テクスチャの変更とティルト/スケーリングの適用が可能です。
- *NEW* ライトに "ライト グループ ID" 属性を割り当てられます。対応する AOV を使用すると、アーティストがライトのグループを介してライティングを分離できるようになります。
- *NEW* ディスクおよび球体のライト タイプをサポートします。
- Radeon™ ProRender のライト パラメーターが、Maya® ライト エディターとハイパーシェードに表示されます。
- IBL および日光/空システムの Portal Light をサポートします。
- ライティング シェーダーで、エリア ライト形状、色温度、テクスチャ マップなど、リアルなライティングを作成できます。
- IES ライトのサポートにより、実世界の光の正確な散乱と減衰を表現できます。
- フォトメトリック ライティングが含まれています。IBL 環境をサポートし、時刻と場所の設定、日光/空の大気、ソフト シャドウ、スカイ アルベド、濁度の制御を備えた日光/空システムをサポートしています。
- 発光マテリアルとテクスチャ化された発光により、任意のジオメトリを発光させることができます。
- V-Ray ライトの変換および変形をサポートします。
- 実際の単位 (ルーメン/ルクス/カンデラ/ケルビン) をサポートします。
- HDRI 環境のマッピングとライティングをサポートします。
- Maya® ライトとトーン マッピングをサポートします。
- ポータル ライトとバックプレート画像をサポートします。
- 地面の影と反射をサポートします。
- ビューポートを介して、インタラクティブ モードでレンダリングされるさまざまなカメラを管理および選択できます。
- 被写界深度 (DOF) とモーション ブラーをサポートします。
- バーチャル リアリティ (VR) カメラをサポートします。
- Maya® カメラのプリセットをサポートします。
- Microsoft Windows® と macOS® 用の Autodesk® Maya® 2017 以降をサポートします。
- *NEW* OpenColorIO 色空間補正をサポートします。これには Maya® の設定を使用します。
- *NEW* Maya® GPU キャッシュ オブジェクトをサポートします (Alembic ファイル)。
- *NEW* Arnold および V-Ray から Radeon™ ProRender への変換スクリプト。
- glTF (GL Transmission Format) のサポートにより、マテリアルを維持しながら、アセットをほかのアプリケーションに簡単にエクスポートできます。
- レンダリング設定の再編成により、ユーザーがさらに明確に制御することが可能になり、ワークフローが改善されます。
- カスタム シェルフ ボタンで Radeon™ ProRender の機能に簡単にアクセスできます。
- ビューポートが更新され、やり直し/取り消しの追跡やスマート キャッシングなどが可能になっています。
- 大規模シーンのエクスポートの最適化と .rpr エクスポート形式が備わっています。
- レンダリングを .exr 形式に保存するオプション。
- 既存の Maya® ワークフローに統合できます。
- バッチ/バックグラウンド レンダリングが可能です。
- MELscript をサポートします。

Microsoft Windows® と macOS® 用の Autodesk® Maya® 2017
Microsoft Windows® 10 64 ビット
macOS® High Sierra 10.13.3 以降 (外付け GPU サポートには 10.13.4 が必要)
ハードウェア
GPU と CPU の両方で動作。Windows® における GPU での実行は、OpenCL™ 1.2 のサポートが必要です。macOS® の GPU には、Metal® 2 のサポートが必要です
Windows® には AMD グラフィックス カードが推奨され、macOS® では AMD グラフィックス カードが必要です。
AMD OpenCL™ 1.2 カード以外の場合は、Windows® 10 64 ビットが必要です
推奨される Windows® グラフィックス ハードウェア:
- AMD Radeon™ RX シリーズ グラフィックス カード (ハードウェア アクセラレーテッド レイ トレーシングは AMD Radeon™ RX 6000 シリーズ グラフィックスでのみサポート)、Radeon™ Pro W および WX シリーズ グラフィックス カード、Radeon™ Pro SSG グラフィックス、Radeon™ Pro Duo ("Polaris") グラフィックス、Radeon™ Vega Frontier Edition グラフィックス カード、Radeon™ Pro VII グラフィックス、Radeon™ VII グラフィックス、AMD FirePro™ W9100、W8100、W7100、および S シリーズ グラフィックス カード
互換性のある Windows® 用 AMD グラフィックス ハードウェア:
- AMD Radeon™ Pro Duo ("Fiji") グラフィックス、Radeon™ R9 Fury シリーズ グラフィックス カード、Radeon™ R9 Nano グラフィックス、Radeon™ R9 300 シリーズ グラフィックス カード、Radeon™ R9 290X グラフィックス、Radeon™ R9 290 グラフィックス、Radeon™ R9 285 グラフィックス、Radeon™ R9 280X グラフィックス、Radeon™ R9 280 グラフィックス
互換性のある Apple® Mac® ハードウェア:
- MacBook® (Early 2015 以降)、MacBook Pro® (Mid 2012 以降)、MacBook Air® (Mid 2012 以降)、Mac mini® (Late 2012 以降)、iMac® (Late 2012 以降)、iMac Pro™ (Late 2017 以降)、Mac Pro® (Late 2013 以降) (Radeon™ ProRender では、外付け AMD Radeon™、Radeon™ Pro、または AMD FirePro™ グラフィックスのないモデルは CPU でのレンダリングに限定されます)
互換性のある Apple® Mac® 外部グラフィックス (eGPU) ハードウェア (サポートされているオールインワン eGPU 製品または eGPU Thunderbolt™ 3 シャーシが必要):
- AMD Radeon™ RX 470、RX 480、RX 560、RX 570、RX 580 グラフィックス、Radeon™ RX Vega 56、RX Vega 64、Vega Frontier Edition (空冷) グラフィックス、Radeon™ Pro WX 7100、WX 8200、WX 9100 グラフィックス (macOS® High Sierra 10.13.4 以降が必要)。AMD Radeon™ RX 5700、RX 5700 XT (macOS® Catalina 10.51.1 以降が必要)
脚注
免責条項および権利帰属
- AMD Radeon™ ProRender 2.0 は、開発者向けの SDK、SOLIDWORKS® Visualize 2021、および Autodesk® Maya®、Blender®、Houdini™ のプラグインで利用できます。
- 第三者のサイトへのリンクは便宜上提供されているもので、明記されていない限り、リンク付けされたサイトの内容に関して、AMD は一切の責任を負わず、また支持を意味するものでもありません。
タイトル画像は、Autodesk® Maya® 用 AMD Radeon™ ProRender を使用して Serghei Nenov 氏が制作したものです
Apple、iMac、Mac、Mac mini、Mac Pro、MacBook、MacBook Air、MacBook Pro、macOS、および Metal は、Apple Inc. の登録商標です。iMac Pro は、Apple Inc. の商標です。Autodesk、Autodesk ロゴ、および Maya は、米国および/またはその他の国における Autodesk, Inc.、その子会社、および/または関連会社の登録商標または商標です。Microsoft および Windows は、米国および/またはその他の管轄地域における Microsoft Corporation の登録商標です。OpenCL は Apple Inc. の商標であり、Khronos Group Inc. の許可を得て使用されています。Thunderbolt は、米国およびその他の国における Intel Corporation またはその子会社の商標です。Vulkan は、Khronos Group, Inc. の登録商標です。この資料に使用されているその他の製品名は識別目的のみに使用されており、所有するそれぞれの企業の商標である可能性があります。
免責条項および権利帰属
- AMD Radeon™ ProRender 2.0 は、開発者向けの SDK、SOLIDWORKS® Visualize 2021、および Autodesk® Maya®、Blender®、Houdini™ のプラグインで利用できます。
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